2007年02月25日

凶悪トリオ…
La Douane、La Poste、Chronopost

§. 2006年の1年間、海外オークションサイトに和物骨董を販売する業務に従事していた。当然、品物を発送する訳だが、各国郵便事情が異なるわけで…。特に痛い目に遭ったのが、フランスイタリア! フランスの郵便事情にはとにかく言いたいことが山ほどある。

ボロボロになった着物1ボロボロになった着物2
ボロボロになった着物3

まずは、この3枚の写真を見てもらいたい。(クリックすると元の大きさの画像が見られます)ボロボロになった着物…。まるでストーカーの所業…。

これは当時、フランスの客に売った着物。客からこのような状態で届いたと連絡があった。勿論、ウチがこんな状態で売るわけもない。客によると

La Douane税関にやられたっ!

とにかくフランスは税関・郵便絡みのトラブルが多い。どの国の税関も厳しくなってきているが、特にフランスの場合はやりたい放題だ。

これらの着物にしたって開封して検査はわかる。しかし、物は着物だ。触ってみればわかるだろ。何を隠せるというのだ。こんなにズタズタに偏執狂じみて切り裂く必要がどこにある(怒) しかもそれをしれっと再梱包して客に送るか? 客も当時僕がいた店に非が無いことは理解してくれていたが、怒りをどこに向けたらいいかわからんようで、税関を訴えるとか言っていたが。

特にどうといった品でも無かったのに留置して、それを発送元である僕達にも、宛先である客にも何ヶ月も通知しなかったってのもあったなぁ。客から商品未着のクレームがあり、荷物の追跡をして(幸いEMSだったので)初めて税関で留置されていることが判明したし。これがトラッキングナンバーが無いSALだったら、どうなっていたことか。

またこれまたどうといったこともない品物(日本円千円程度の非商用古着)にいちゃもんを付けて、客から30数ユーロばかしふんだくったり。客も小市民だから泣く泣く支払ってたが。他にも、あれこれちょろまかしている節が…。

La Poste(フランス郵政公社)もひどい。ひどすぎるっ。品物を届けに行って、客がたまたま不在だったら、不在配達の通知も客にせずに、いきなりこちらに返送してきやがったことがあった。客の側も困惑しまくり。近所の郵便局に文句言いに行ったみたいだが。

もっとひどいのもあって、客がいたにも関わらず、家の前で回れ右したかの如く、こちらに問答無用で返送ってのも…(呆) こちらが悪いわけではないので、客も怒りをぶつける先がなくて、すんごい困ってたし。(だって再送料は誰が持つかって話になるから)

融通も利かない。宛先の人名には敬称を付けるが(男性ならMonsieurの略でM.、女性ならMadameの略でMme.)、実際問題、名前からは男女が判別出来ない場合も多い。移民系っぽい人だと特にだ。その場合、日本語でTaro-sanのように人名に-sanをつけるようにしている。これがまずかったようで、-sanが付いていると、届けやがらないっ(怒) 何故かと言うと、その人の人名の中に-sanなど含まれていないということだから。客が郵便局に出向いて問い合わせたら、お前の名前には-sanが含まれていないじゃないかと言って、なかなか品物を渡しやがらなかったらしい。住所も-sanの前の名前も全て一致しているのにだ。だからその後は、全て敬称無しで統一した。

なんでもフランスでは雇用対策として、他に行き場が無い人達をLa Posteで雇用しているらしく、人目に付かないところでよく怪しげなことが起きるらしい。実際、フランス在住の人達に聞いても、郵便事故は当たり前に起きるそうだ。だから僕の知り合いなどは、どんなに小さい物でも必ずポケットに入らない大きさに梱包して送るのだそうだ。そうしないと、どっかで誰かのポケットに入りかねないと言う訳だ。

では、無保険無追跡のSALは怖いから、賠償付き・追跡付きのEMSなら安心かというと、そうでもないから世の中奥が深い(苦笑) フランスではEMSの取り扱いはLa Posteではなく、別会社のChronopost。いざ、亡失・盗取・損傷などといった事態が起きても、対応が鈍い。La Posteとの責任のなすり合いだ。発送先から正規に申し立てをしてもらわないといけないのだが、発送元に責任押し付けてくるし。責任の所在を曖昧にする為に、別法人なのかと思ってしまう。

何かあった時に意外に有効なのが、日本郵政公社を通じて抗議すること。日本郵政公社も面倒だからか、どれだけ効果があるかわかりませんよなどと渋ることが多いが、ダメもとでやってもらうと結構効果があったりする。実際に税関や郵便局で止まっていた荷物が、日本郵政公社に抗議してもらった途端、発送先に着いた例がある。

確かに世界的に税関は厳しくなってきてはいる。(とゆーより、理屈に合わないいちゃもんつけるようになってきた)。しかし、フランスは別格だ! ルネサンス期以来の日本以上の役人天国の国だが、ちーっとばかりひどすぎるぞっ(怒) La Posteもここを使っていると、日本郵政公社は何て優秀なんだろうと感動してしまう(苦笑) フランス相手に物品を発送する場合、La DouaneLa PosteChronopostの凶悪トリオとの対決を覚悟しないとね(更に苦笑)

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posted by まーくん at 02:29| 広島 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 外国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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